寺子屋

書評ブログです.

2024-02-21から1日間の記事一覧

書評:「独学のすすめ」加藤 秀俊

独学のすすめとタイトルにあるが,教育を切り口にした人生論の本と言っても差し支えないだろう. 1975年とかなり古い本のため,すこし時代を感じるような思想も散見されるが,現在に通ずるところも多い. 「問題を作る能力」を持った学生が減ったという主張…

書評:「敗者の条件」会田 雄次

戦国の世における敗者に着目した一冊. 敗因分析をして,先天的に大将の器ではなかったとしている結論が多い.つまり,「この武将には人間的にXXの弱さがあったため,YYのような戦略をとり,その結果敗けた」という分析である. 敗因を個々の人間性について…

書評:「なぜトヨタは人を育てるのがうまいのか」若松 義人

古いなあ...という印象.2006年の新書であるが,当時はこの内容は画期的だったのか? 特に新しい知見はなかった.古典を読んだということにしておこう.「誰がやってもできるプロセスを確立せよ」といのは大切. なぜトヨタは人を育てるのがうまいのか (P…