寺子屋

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書評:「自民党幹事長 二階俊博伝」大下 英治

著者はジャーナリスト.自民党史上,歴代最長の幹事長在職日数を誇る二階俊博の伝記である.議員秘書時代を経て,県議,国政へ進出していく過程でのエピソードが紹介されている.

自民党を離党していた際の政治的立ち回りなどは複雑すぎて難しいところであるが,よくまとまっていた.また,田中角栄との接点についても数多く書かれていた.

各章のコンテンツは次の通り.

ただ,やはり気になるのは,自伝でもないのに二階俊博の心情が断定的に記述されている点.情報源のひとつとして有用であるが,著者の脚色があるという前提で読まなければならないと感じた.